学会について

趣旨

文化財保存修復学会は、文化財の保存に関わる科学・技術の発展と普及を図ることを目的とした学会です。1995年に前身である「古文化財科学研究会」から改称され学会となりました。しかしその歴史は古く、1933年に設立された「古美術保存協議会」にさかのぼります。当初、会員は分析化学などの理系の研究者が中心でしたが、現在では文化財保存のための基礎研究を行う研究者、実際に文化財の修復を行う修復家、美術館・博物館の学芸員、将来の専門家を育成する教育機関の関係者、専門家を志す学生などさまざまな立場の会員が集まり、活発な活動が行われています。現在の会員数は1149名(名誉2、賛助52、正会員1065、学生会員30名:2022年4月1日現在)です。

活動内容

  1. 文化財の保存・修復・材質・技法などに関する研究、調査
  2. 学会員による研究成果、事例報告の発表の場である「文化財保存修復学会誌(古文化財之科学)」や,ニュースレター「保存修復学会通信」,学会による研究・調査や講演会の記録など出版物の発行
  3. 研究発表会や講演会、講習会、見学会などの開催
  4. 内外の研究機関や学会などとの連絡協力(最近では台湾大地震による文化財の被害に対し,現地での調査や文化財危機管理に関する講習会を実施)

    など

諸規則

 文化財保存修復学会会則など。入会を検討される方もご覧ください。

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